親知らず抜歯後に気をつけたい8つのこと

こんにちは!せきれい歯科クリニックの院長 太田です。

 

今回は、親知らずの抜歯後に気をつけたいことついてお話ししていきます。

親知らずの抜歯は比較的大きな処置になるため、抜歯後どう過ごすかということがその後の回復にもとても重要です。

 

以下のポイントに気をつけ、抜歯後のトラブルや合併症のリスクを減らしましょう。

 

〇ガーゼで圧迫止血する

抜歯後はガーゼを噛んで圧迫止血をします。30分程しても出血が止まらないようであれば、医院までご連絡ください。唾液に血が混じる程度の出血は特に問題ありません。

 

〇麻酔がきれるまで、きれたあとの痛み

抜歯の際には浸潤麻酔をしているため、抜歯直後でも痛みはほとんどないものと思われます。しかし、麻酔で感覚がなくなっているため、思いがけずやけどをしたり、頬や舌を噛んでしまうことがあります。食事は完全に麻酔が切れる2~3時間以降に摂るようにしましょう。抜歯後の痛みは、おおむね2~3日後にピークに達し、その後徐々に軽減していきます。4,5日経過しても痛みが強い場合は、医院までご連絡ください。

 

〇傷口を刺激したり触ったりしない

抜歯後しばらくは、傷口に食べ物が挟まることもあるかもしれません。そのような場合でも、舌や指で取り除いたり、強くうがいすることは避けましょう。歯ブラシで強くゴシゴシ磨くことも抜歯後1週間ほどは控えてください。

 

抜歯した箇所は、血が固まりかさぶたをつくることにより徐々に組織が回復していきます。しかし、強くうがいをしたり不用意に触ったりしてしまうと、せっかくできたかさぶたが剝がれてしまい、治癒の遅れに繋がりかねません。それだけでなく、かさぶたが剥がれることにより抜歯窩が感染を起こし、ドライソケットとよばれる感染症を生じてしまうこともあるため気をつけましょう。

 

〇抜歯当日の飲酒、激しい運動、長風呂は避ける

上記のことは血流をよくするため、一度止血した箇所から再度出血してしまう原因となってしまいます。抜歯当日は特に活動量は最低限に抑え、安静にしてください。運動も、抜歯後2~3日経ってから再開するようにしましょう。

 

〇抜歯後の腫れ

抜歯の際に顎の骨を削ると、切削量に比例して腫れやすくなります。腫れは抜歯から24~48時間ほどでピークを迎え、その後徐々にひいていきます。腫れや不快感が大きい場合は、冷やしても構いません。もし48時間たってもさらに腫れが増すようなことがあれば、細菌感染などの可能性も考えられますので医院までご連絡ください。

 

〇抜歯後の食事

抜歯後は痛みや違和感が強かったり、口が開けにくいなどのことから食事が憂鬱にあることもあるかもしれません。しかし、傷口の早期治癒のためには栄養のバランスのとれた食事も大切な要素です。

 

麻酔がきれたあとの食事は、熱すぎないもの、柔らかいものを中心に食べるようにしましょう。おかゆやうどんなどもおすすめです。食べるときには抜歯をした反対側の歯で噛むようにします。翌日以降、徐々に通常の食事に戻していけるようにしますが、硬くて尖った食べ物や香辛料などのスパイスはしばらく控えましょう。

 

 

〇抜歯後の服薬

抜歯後は、抗生物質と鎮痛剤が処方されます。抗生物質は処方された日数分すべて飲み切るようにしてください。麻酔がきれた後の痛みが心配な方は、あらかじめ処方された鎮痛剤を服用しておくのも一つの手段です。

 

 

〇お口の中の清潔

傷口の早期治癒には、お口の中を清潔に保つことがとても大切です。抜歯をした箇所はやさしく、それ以外の歯はいつも通りに丁寧に磨きましょう。

 

◯まとめ

親知らず抜歯後の痛みや腫れは、状況や個人差により様々です。上記のポイントを守りながら安静に過ごすようにし、もし心配なことがある場合は自己判断せずに医院までご連絡ください、

 

親知らずのことでお悩みのある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

 

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