こんにちは！せきれい歯科クリニックの院長　太田です。

 

今回は、インプラント治療の衛生管理についてお話しします。

インプラントの治療では2度の手術を行いますが、この際の衛生管理が治療の成功のためにとても重要です。

 

〇インプラントとは

インプラントとは、むし歯や歯周病、外傷などの何かしらの要因で歯を失った際に歯を補うための治療方法です。歯を失った場所の顎の骨に人工歯根（インプラント体）を埋め込み、結合部品（アバットメント）を装着した上から人工歯（上部構造）を被せます。インプラント体やアバットメントは、純チタンもしくはチタン合金からできています。チタンは体に優しい医療材料で、人工関節など歯科以外の医療分野においても幅広く使用されています。骨と強く結合する性質をもち、生体親和性に優れているだけでなく金属アレルギーも起きにくい素材です。インプラントはもとの自分の歯と同じような見た目を叶えられるだけでなく、自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができ、ブリッジや入れ歯に比べて耐久性にも優れていることが大きな特徴です。

 

〇なぜ衛生管理が大切なの？

インプラントの治療で行われる外科手術では、歯を失った場所の顎の骨に直接インプラント体(人工歯根)を埋め込みます。そのため、患部や周辺組織が細菌感染を起こしたりすることのないよう、術中の衛生管理を徹底することが大切です。顎の骨に埋め込むインプラント体や手術に使用する器材は、全て滅菌された状態で院内に保管います。清潔が保たれるように細心の注意を払って取り扱われ、密封されているものについては可能な限り手術の直前に開封するようにしています。

 

○インプラント周囲炎のリスク

インプラント周囲炎とは、プラーク中の細菌が繁殖して歯周病のような症状を引き起こす病気です。インプラント治療を終えた方が最も注意しなければならない感染症で、症状が進行すると最悪のケースではインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。インプラント周囲炎予防の基本は毎日の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスでインプラント周囲のプラークを確実に除去することですが、ごく稀に手術を行った際の治療環境や衛生管理不足が原因となるケースも完全には否定できません。インプラント手術においては、歯科医師の技術と同じくらい治療環境も重要といえます。安心で安全なインプラント治療を受けるためにも、歯科医院選びは慎重に行いましょう。

 

○当院におけるインプラント治療

当院では、インプラント治療専用の個室診療室を設けております。そのため、徹底した衛生管理の下、清潔な治療環境で手術を受けていただくことができます。また、当院ではインプラント治療の検査に必須である歯科用CTは勿論のこと、治療に必要な設備は全て整えられています。当院をお選びいただいた全ての患者様には、充実した治療環境で安心して治療を受けていただきたいと考えています。

 

〇まとめ

インプラントの治療は、衛生管理を徹底することでインプラント周囲炎などのリスクを抑え、治療を成功に導くことができます。

 

当院では、日本口腔外科学会の認定医がインプラントの治療を担当いたします。患者様お一人おひとりに合わせた最適な治療をご提案いたしますので、ぜひ当院へお越しください。

 

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