歯周病発生の原因

こんにちは!せきれい歯科クリニックの院長 太田です。

 

今回は、歯周病発生の原因についてご紹介します。

歯周病の原因とは

歯を失う二大原因は、

虫歯と歯周病です。

そのうち歯周病虫歯と異なり痛みをあまり感じないまま症状が進行するため、気が付けば歯がグラグラする、歯ぐきがひどく腫れて噛めなくなるなど深刻な状態に陥ってしまいます。
そして最終的に歯が抜け落ちてしまう、あるいは歯を残すことができず、抜歯となってしまいます。

このように、最悪の結果を招いてしまう恐れのある歯周病の原因とは、いったい何でしょうか・・?

歯周病を引き起こす原因

歯周病の原因には、歯ぐきに炎症を起こす直接的な要因と、口腔内の環境や生活習慣が歯周病のリスクを高める間接的な要因に分けられます。

◆直接的な原因

歯周病を引き起こす直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。

プラークとは、歯と歯ぐきの境目に付着した黄色っぽい粘着性の物質で、お口の中にトラブルを引き起こす細菌の塊です。

お口の中には非常に多くの細菌が存在しており、プラークは口腔内に残った飲食物に含まれる糖分らを栄養源にして細菌を作り出します。

お口の中に歯周病菌が存在すると、プラークに歯周病菌が寄り付いて毒素を出し、

歯ぐきや歯槽骨など歯周組織に炎症を引き起こしてしまいます

◆間接的な原因=リスクファクター(危険因子)

歯肉炎・歯周炎を含む歯周病は、「口腔内の環境」「生活習慣」にも間接的な原因となるリスクファクター(危険因子)が潜んでいます。

様々なリスクファクターが重なることによって歯周病リスクが高まってしまいます。

お口のトラブル

ふだんからお口のケアを怠っていたり、お口の健康に悪い習慣などを放置しておくと、歯周病などを引き起こすことがあります。

・歯並び

歯並びが悪い部分は歯みがきが不十分になりやすく、みがき残しから歯垢(プラーク)がつきやすくなります。

・歯石

 

口の中の汚れや細菌が増殖すると歯垢(プラーク)が作られ、みがき残した歯垢(プラーク)は約2~3日で石灰化し、歯石となります。
歯石が一度ついてしまうと歯みがきでは落とすことができず、歯ぐきの炎症などを引き起こします。

 

・歯に合わない被せもの

むし歯治療などで被せものが自分の歯に合わないと、そのまわりに歯垢(プラーク)がつきやすくなります。

・口呼吸や歯ぎしり

口で呼吸することが癖になっていると歯垢(プラーク)ががたまりやすい乾燥した状態になります。また、歯ぎしりは歯や歯ぐきに強い力がかかり、炎症が起こりやすくなります。

 

生活習慣

歯周病の原因は歯周病菌だけではありません。ふだんの何気ない生活習慣が歯周病につながることもあるのです。

・喫煙

喫煙は、血管が収縮し、歯ぐきの血行が悪くなります。その結果、歯周病への抵抗力を弱めてしまいます。

・ストレス

ストレスが多い毎日で、食習慣や歯みがきの習慣が変わることがあります。
さらには、ストレスが原因で体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化しやすくなることもあります。

・食生活

 

不規則な食生活や栄養バランスの欠いた食事をしていると、体だけでなく歯や歯ぐきにも悪影響を及ぼします。また甘いもの、やわらかいものは歯につきやすく、歯垢(プラーク)が増える原因となります。

 

このように歯周病は、

直接的な原因であるプラークと、口腔内環境や生活習慣など間接的な原因によって引き起こされやすくなることがわかっています。

 

当院では患者さまお一人おひとりに合わせて、治療からその後のサポートまでしっかりと行います。

歯周病についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

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