インプラント治療では施術前に抜歯をすることがあります。抜歯後、食事について気になる方も多く、ここでは抜歯後に控えたほうがよい飲食物とおすすめの飲食物、併せて抜歯後の注意点について紹介します。
インプラント治療の抜歯後に控える飲食物
インプラント治療で抜歯をした後は、以下のような飲食物は控えましょう。
- 熱いもの・冷たいもの
- 酸っぱいもの・辛いもの
- 粘着性のあるもの
- アルコール類
これらの飲食物を摂取すると、傷口の治りが悪くなることがあります。
熱いもの・冷たいもの
熱いものや冷たいものは、傷口への刺激になります。そのため、熱いものは冷ましてから冷たいものは常温にしてから摂取しましょう。
酸っぱいもの・辛いもの
レモンやグレープフルーツなどの酸っぱいもの・わさびや唐辛子などの辛いものは、傷口への刺激になりしみたり腫れたりする可能性があるため、避けた方が望ましいです。
粘着性のあるもの
キャラメルやガム、お餅など歯にくっつきやすいものは傷口にできたかさぶたが剥がれてしまう可能性があるため、控えましょう。
アルコール類
アルコールやお酒は血行がよくなりすぎてしまう可能性があり、傷口の治りが悪くなるため、抜歯をした日は控えましょう。
インプラント治療の抜歯後におすすめの飲食物
インプラント治療で抜歯したあとに適している飲食物は、以下のようなものが挙げられます。
- 豆腐
- うどん
- おかゆ
- リゾット
- 茶碗蒸し
- ヨーグルト
- ゼリー飲料
抜歯してから2~3日はなるべく柔らかい飲食物を中心に摂取するようにします。ただ栄養が偏らないようにする必要があり、様子を見ながら徐々に食生活を元に戻しましょう。
その他抜歯後の注意点
抜歯をした後は以下のことにも注意する必要があります。
- 麻酔が切れるまでは食事を避ける
- 食べ物は抜歯をした反対側の歯で噛むようにする
- 傷口を舌や指で刺激しないようにする
- ブクブクうがいといった強いうがいをしない
抜歯後3~4時間は麻酔が効いている状態になります。麻酔が効いている状態では熱い・冷たいなどの感覚がないため、やけどしたり粘膜が傷ついたりする恐れがあります。なお舌や指で傷口を刺激しないように注意します。なお、食べ物を摂取する際は、抜歯した反対側の歯で噛むようにすると良いでしょう。
抜歯後は歯磨きをしても良いですが、傷口に当たらないように注意し、うがいをするときはやさしくうがいをしましょう。
まとめ
インプラント治療の前に抜歯をした際は、飲食物に気をつける必要があります。なお抜歯の際は、事前に担当の歯科医師から注意点について指示をもらうことが多いです。必ず守るようにし、インプラント治療を進めましょう。