歯周病と免疫力

こんにちは!せきれい歯科クリニックの院長 太田です。

今回は、歯周病と免疫力の関係性についてお話します。

 

〇歯周病は細菌による感染症の一種

歯周病は、歯周病菌が繁殖し、細菌や細菌が発する毒素によって歯茎に炎症が起きる感染症の一種です。初期段階は、自分では気付かないほどの歯茎の腫れから始まり、進行して重度になると、歯を支える骨を溶かしはじめ、最悪歯が抜けてしまうリスクのある恐ろしい疾患です。

 

〇歯周病と免疫力

免疫とは細菌やウイルスが体内に入ってきたときに、それを異物とみなし排除し、身体を守る働きのことです。免疫力が低下すると、風邪や病気になりやすくなり、口の中も例外ではありません。免疫力が落ち、歯周病菌の影響がそれを上回ることで、歯周病菌が増殖していくのです。

 

〇免疫力を上げるためには

免疫力を上げると、歯周病をはじめとした病気や風邪の予防につながります。

食事、睡眠、ストレスを溜めないことなど、日常生活の中で免疫力を上げる生活を心がけてみましょう。

 

  1. バランスの取れた食事

バランスの取れた食事は免疫力を高めるために非常に大切です。全粒穀物(玄米、胚芽米、全粒紛パンなど)、緑黄色野菜、発酵食品、海藻やきのこ類などの食物繊維など、身体によいものをバランスよく摂取することで、免疫力がアップします。

 

  1. 上質な睡眠

睡眠中は免疫細胞が活発になるため、リラックスした状態で、質の良い睡眠をとることが大切です。毎日決まった時間に寝起きし、朝はしっかり朝日を浴びましょう。質のよい睡眠をとるためには、寝る前の準備がポイント。お風呂は寝る2~3時間前に済ませ、寝る前に食事やスマホをいじることはやめましょう。

 

  1. ストレス解消

ストレスは免疫力がさがるので、適度な運動をしてストレスを解消することが大切です。また、よく笑うことは副交感神経が優位になり、リラックスさせる効果があります。今すぐにでもできることなので、ぜひたくさん笑って免疫力をアップさせましょう。

 

  1. 禁煙、適度な飲酒

タバコや過度な飲酒は、健康に悪影響を及ぼすことはご存じだと思いますが、免疫力を低下させる要因でもあります。お酒は適量を守りましょう。喫煙に関しては、歯周病の観点から見ても悪影響であり、禁煙することを強くおすすめします。

 

  1. 身体を温める

体温が上がると、血流がよくなり免疫力も上がります。毎日10分以上湯船につかる、白湯を飲む、腹巻やカイロを活用して、身体を温める工夫をしてみましょう。また、低体温の原因は、筋力不足にも要因があります。1日30分のウォーキングや、お風呂上がりのスクワッドなど習慣にすることで、体温が上昇し、免疫力が高まります。

 

〇まとめ

歯周病と免疫力についてお話しました。歯周病は感染症であり、免疫力が低下することで、細菌が増殖し、歯茎や歯を支える骨へ悪影響を及ぼします。歯磨きや歯科医院でのケアと合わせて、毎日の生活の中で免疫力を高めていくことで、歯周病を予防していきましょう。

 

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