歯周病の予防におすすめの食べ物

こんにちは!せきれい歯科クリニックの院長 太田です。

 

歯周病は、食事で予防できる病気です。

免疫力を高めて感染しない身体をつくり、活性酸素を除去して良い脂を摂るように食事を工夫すれば、歯周病の予防や改善を図ることができるのです。

 

今日は歯周病の予防におすすめの食べ物・飲み物について紹介します。

歯周病から歯を守るため、毎日の食事メニューをひと工夫して、かしこく歯周病ケアをしませんか?

 

◯食物繊維が多い野菜

 

歯周病の予防によい食品の代表とも言えるのが、食物繊維が多い野菜です。

 

 

歯周病菌を減らすために、よく噛んで、唾液をたくさん出し、お口の浄化作用・殺菌作用を高める食品がおすすめです。

 

野菜全般をはじめ、キノコ類にも食物繊維が豊富です。

 

近年は食品の加工技術の発達によって、食べやすく柔らかい食品が多いですが、唾液を増やして口腔内を清潔に保つためにも、噛み応えのある食品を選ぶようにすると良いでしょう。

 

 

◯質の良い脂

 

身体の免疫機能を高めて健やかにするために、質の良い脂を摂取することも大事です。

 

 

ナッツ類、ゴマ、オリーブオイル、べに花油、魚介類に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエンコサペンタエン酸(EPA)は、これまでの研究により、健康において多岐にわたる効能が証明されています。

 

海外の研究機関においても、歯周病の原因となる菌に対する、EPAおよびDHAの抗菌・抗菌活性についての研究がおこなわれました。

 

その結果、EPAおよびDHAは歯周病原体に対する抗菌活性を有しており、今後の歯周病の予防・治療に役立つ可能性があることを示唆しています。

 

逆に、ラードやベーコン、洋菓子、マーガリンなどは、人体に悪影響を及ぼす成分が多く含まれており、多量に摂取するのは好ましくありません。

 

◯飲み物なら緑茶と牛乳が効果的

 

現代社会の日本人は、ほとんどの人がカルシウム不足と言われています。

 

カルシウムは、丈夫な身体をつくるために欠かせません。歯周組織を強く健やかなものにするためにも、日頃から牛乳、チーズ、小魚、高野豆腐、卵、切り干し大根、小松菜などカルシウムが多く含まれる食品を積極的に補うようにしましょう。

 

 

 

また緑茶もおすすめです。

緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化作用・抗炎症作用があり、お口の中の環境を綺麗にして歯ぐきを強化してくれます。

 

 

日頃から飲むものを甘いジュースや炭酸飲料ではなく緑茶に変えることで、毎日の生活にカテキンの効果を採り入れることも歯周病対策に効果的です。

 

◯まとめ

 

今回は歯周病の予防におすすめの食べ物・飲み物について紹介しました。

栄養効果を高めるために最も大切なのは、穀類、肉・魚・卵・豆など、すべてをバランスよく食べることです。

 

当院では患者さまお一人おひとりに合わせて、治療からその後のサポートまでしっかりと行います。

 

 

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