こんにちは!せきれい歯科クリニックの院長 太田です。
今回は、親知らずが何歳頃に生えてくるかについてお話しします。
親知らずとは、前から8番目の歯のことをいいますが、そもそもなぜ親知らずと呼ばれるのでしょうか。そして、いつ頃に何本生えてくるのは決まっているものなのでしょうか?
〇親知らずは全部で何本?
一般的に、永久歯は28本~32本あります。上下合わせて、前歯が12本、小臼歯が8本、大臼歯が8本~12本という内訳です。なぜ本数に幅があるか、というのは親知らずの本数によって全体の本数が変わり、そして親知らずは誰もが必ず4本すべて生えてくるとは限らないからです。近年では親知らずが生まれつき生えてこない人も少なくありません。個人差はありますが4本すべて生える人もいれば1本も生えない人、何本かだけ生える人など様々です。この原因は大きく分けて2つあり、一つは顎の骨が退化して小さくなっているために起こるスペース不足、もう一つは遺伝と考えられています。さらに、日本人はもともと欧米人に比べると骨格が華奢で顎の骨も小さい傾向にあります。そのため、親知らずが存在していたとしても、横向きに埋まっているなどまっすぐに生えてこないこともよくあります。
〇なぜ「親知らず」と呼ばれる?
親知らずとは前から8番目の歯で、正式な名称は「第三大臼歯」とをいいます。なぜ親知らずという呼び方が浸透しているのかについては諸説あるようですが、日本人の昔の平均寿命に関連があったとよく言われています。
今でこそ日本は世界トップの長寿大国ですが、昔は平均寿命が50歳程度でした。そのため、子に親知らずが生えてくることに歯親は亡くなってしまっていることから「親が知ることなく生える歯」で親知らずといわれるようになったようです。
〇親知らずは何歳頃に生える?
親知らず以外の28本の永久歯は、通常15歳頃までにすべて生えそろいます。しかし、親知らずは平均して10代後半~20代前半頃に生えてくることが多く、ほかの歯に比べると遅いことが特徴です。中には、30代や40代になってから生えてきた、という方もいるほど、親知らずが生える時期には個人差があります。
さらには、親知らずは存在していても水平の状態で埋もれたまま生えてこない、という方も赤にはいます。このような場合は外から見ても親知らずの存在が全くわからないので、歯科医院でレントゲンを撮って初めて気が付くということがほとんどです。
〇親知らずが生える前兆
親知らずが生え始めるときには、次にあげるような症状が出ることがあります。
・奥歯のほうがなんとなくむず痒い
・歯ぐきに圧迫感が出たり、中から押されるような痛みがある
・7番目の歯の後ろの歯ぐきが腫れたように膨らむ
・7番目の歯の後ろの歯ぐきに食べ物や歯ブラシが当たると痛い
・親知らずが生えてくるであろう場所の歯ぐきの内側が白っぽく透ける
このような症状を継続的に感じる場合は、親知らずが生え始めているかもしれません。親知らずが生えてきた場合はいつもよりもさらに丁寧に磨く必要があるため、お口の中の様子を慎重に観察するようにしましょう。
〇まとめ
今回は、親知らずが何歳頃に生えてくるかについてご紹介しました。親知らずが生えてくる時期には個人差がありますが、レントゲン写真から親知らずの有無は知ることができます。
当院の院長は、口腔外科学会の認定医資格を保持しております。豊富な知識と経験、たしかな技術をもとに10年間で1,000件以上の親知らずを治療おり、難症例にも対応が可能です。親知らずのお悩みは、ぜひ当院にお任せください。
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